成田市教育センターにいってきました
2018年6月28日
成田市には教育センターという施設があります。
教職員に関する業務のほか、子どもの学力向上に関することや、教育相談、特別支援教育に関する仕事をしています。
今回取材を受けて下さったのは、成田市教育委員会教育指導課教育センター所長の西﨑先生です。
教育センターの主な仕事とは
直接的または間接的に児童生徒に関すること、学力向上に関することを担っています。
教育指導課と連携し、全国学力調査や市で実施する学力テストの選定結果を集計し方策を立てています。
そして教職員の研修も行っています。
学力テストを選定しているということで、もしかして教科書も選定している?
と質問したら、そちらは印旛地区で一貫して決めているそうです。
就学相談について
就学前年度に、市内の幼稚園・保育園などを通じて、成田市教育委員会からお手紙が届きます。
乳幼児健診で発達の遅れなどを指摘された方は、発達支援センターやことばの相談室に通っているかもしれませんが、特に指摘されたことがないけれど「うちの子、他の子と少し違うのかも・・・?」と思うことがあるかもしれません。
そのように、保護者の方が就学に不安を覚えたら、教育センターに相談してみてください。
相談したことを学校や他人に知られたくないなど、秘密は厳守してくれます。
私自身も教育センターに就学相談をした経験がありますが、面談は終始和やかな雰囲気で、初めは緊張したものの最後には笑顔になっていました。
希望者は、支援学校や特別支援学級の見学、就学前の体験学習もすることが出来ます。
我が家は就学に大変不安がありましたが、体験学習を通して小学校への不安も減りました。
少しでも安心を多くして小学生になれるように、一人一人に合った支援をしてくれます。
発達の遅れってなんだろう?
前項で、発達の遅れという言葉を使いました。
成長段階には個人差が多いので、一言に「遅れ」と言ってしまうと不安をあおってしまうかもしれません。
就学前年度に教育委員会から配られるお手紙を参考に添付します。
園では問題なく行動できている、または家では問題なく行動できている場合でも相談ができます。
年間100件以上の相談があるそうです。
わたしたちの成田市
ご存知の方も多いと思いますが、小学3~4年生が社会科の授業で使う「わたしたちの成田市」という副読本があります。
市内の産業・農業・歴史などが記されているのですが、なんと!この副読本は、教育センターで作っているそうです。
市内の小学校の先生方10名ほどが編集委員を務め、1年間かけて取材、翌年1年間かけて編集した原稿を教育センター(指導主事)で取りまとめをし、2年に1度改訂しています。
奥付に、知っている先生の名前があるかもしれませんよ☆
近年で言うと、成田駅前の再開発がありましたが、航空写真なども手配して、新しい情報に更新しています。
また、今回お話を伺った中で私が一番感動した話が、社会科のテストもその編集員の先生方が作っていて、先生方への手引きも作成してくれているそうです。
お子さんが、テストファイルを持ち帰ったら、ぜひぜひチェックしてみてください。
教育センターや成田市の教育について、詳しくは「なりたの教育」という冊子にまとめられています。
今回紹介した「わたしたちの成田市」・「なりたの教育」ともに、市内の図書館で貸し出しも行なっています。
「教育センターってどんなところなの?」
と色々なお友だちから質問され、
「お世話にならないとわからないよね」
と思い、今回取材をさせていただきました。
教育センターの業務以外にも、たくさんのことを教えていただいたので、また次回記事にできたらなと思っています。
by.ぷー