会社では仕事を頑張ると、その成果に対して「ボーナス」が支給されるときがあります。

もらったボーナスは、もちろん、おじさん自身も一生懸命仕事を頑張りましたよ。でも、決して一人の力でできたわけではなく、当然ながら家族によるサポートがあったおかげなのです。

なので、お年玉と同じように、ボーナスを子どもたちにも渡すことにしました。でも、小学生だからとか中学生だからとか一律に金額を決めて渡すと、「もらった」という事実だけになってしまうのです。

そこで、ボーナスの1ヶ月前に、子どもたちからボーナスの額を申告するよう伝えました。そうは言っても、普段経験していないので、なかなか申告がありません。そっと、「最近、頑張ったことって、なかったっけ?頑張ったことを、しっかり父さんにアピールして!何でもいいんだよ。歯磨き続けてなかったっけ?」とアドバイスすると、何とか申告してきました。

もらった申告に対して、それぞれ大人の目線で評価を伝えました。

 

【算数のテストで100点】

100点なんて素晴らしい!でも、テストって色々あるし、何回もあるし、頑張ったことは認めて3,000円にしました。

【クラスの美化委員】

子どもの申告額は低いのですが、クラスを代表して行動することは、とても大変なことで、とても大切なことで、本人が貴重な経験をしたので、10,000円にしました。

【歯磨き】

日々の生活では当たり前のことです。でも、何事も続けるということは、とてもパワーがいるので、5,000円です。

このことを子どもたちに伝えて、ボーナスを渡しました。
今は学校と同じように、「毎日会社というところへ父さんが行き、毎月給料をもらってくる」という漠然とした状況から、少しでも将来「働く」ということにイメージが近づくといいなと思います。

次回の子育ての終わったおじさんの体験記シリーズは、♯2:みんな初めて

読んでもらえるかな?

By Frankおじさん