高校生が市政に参加!~高校生と議員との意見交換会~

2017年4月25日

新年度が始まって、はや1か月。
来月2歳になる息子と散歩中、真新しい制服に身を包んだ中学生、高校生たちの姿を見送りながら「この子もいずれ制服を着るようになるんだなぁ。その時私は一体いくつに…?」なんて、勝手に胸を熱くしたり痛めたりしている今日このごろです。

さて、今日は高校生の話題を。
少し前になりますが、3月の終わりに 成田市議会で『広報広聴委員会と高校生との意見交換会』が開かれました。
選挙権が18歳からに引き下げられ、高校生にとっても政治や選挙が身近なものになりました。
高校生にも市議会に関心を持ってもらい、これを機に市政に対する意見も聞きたいと成田市議会が初めて企画したもので、今回は、市内5つの高校『成田国際高校、成田北高校、成田西陵高校、下総高校、成田高校』から男女合計12人が参加しました。

議会をどれくらい知ってる?○×クイズ

会場は本会議場!
実際に議員が座る席に高校生が着席し、まずは“議会認識度○×クイズ”がスタートです。

Q:議員を選挙で選ぶ権利を与えられているのは20歳からである。○か×か?

この辺はまだ序の口!

Q:成田市議会の議員の平均年齢は60歳以上である。○か×か?

この問題には議員のみなさんもザワザワ・・・

答えは× 平均年齢は59歳とのことでした。意外と若い!?

中には、大人でも一瞬「どうだったっけ??」となってしまうような問題も。

Q:議場で議員が一般質問を行う際の時間は成田市議会では1人60分と決められている?
A:〇

Q:議案を可決する時には、特別な場合を除き、出席議員の2分の1を超える賛成が必要である?
A:〇

高校生たちも傍聴席のみなさんも(!?)楽しくクイズに参加しました。

成田市のここを良くしてほしい!

その後は委員会室に移動し、高校生と議員が班になってフリーディスカッション。
お菓子をつまみながら、和やかな雰囲気で「議員の仕事について」「若い人の投票率を上げるには?」など率直な疑問、質問が飛び交っていました。

休憩をはさんで、今度は全体でディスカッションが行われました。
成田市への要望として、高校生からは「通学路の街灯の整備について」「路上喫煙の規制について」 また「海外からの観光客の増加にともなう影響について」など、大人顔負けの意見が盛んに出されていました。
議員のみなさんは深くうなづきながらメモをとっていましたよ!
今後、議会で検討されるでしょうか!?

高校生と議員 少し距離が縮まった・・・!?

最後に、参加した高校生に感想を聞きました。
「正直これまで議会にはあまり関心がなかったが、これからは成田のことをいろいろ考えてみようと思った」、「市民、学生のアイディアも議員の方に提案することができるのだなぁと思った。自分たちからも発信することが大事だと思った」

また、議員の方は、「高校生らしい意見が活発に出てよかった。若い人と政治について正面から話す機会がなかったが今回、距離が縮まった気がする」、「情報発信がまだまだ足りないと感じた。広報広聴委員会として今後も情報発信に努めていきたい」

と、高校生も議員のみなさんも、とても有意義な時間だったようです。

今回の意見交換会を見学して、高校生たちのしっかりとした考えや意見、そしてそれに真摯に応えようとする議員のみなさんの態度に感心させられました。
私も、自分の子どもが大きくなったら たまにはまじめに政治や選挙の話ができたらいいな、と想像が膨らんだ時間でした。

by ホリジュン

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