春。
新芽、つぼみ、種。
育つ、開く、芽吹く。
子どもの成長とリンクする言葉が多く思い浮かぶ春。
この季節は、ポカポカ陽だまりが温かく、小さなお子さんとお外に出るにはもってこいです。

道を歩けば、色々な植物の芽吹きや開花を見つけます。

タンポポは、子どもも見た目ですぐに覚える植物ですね。
茎は笛になります。
草笛になる葉っぱや茎は、その植物ごとに違った音が出てとても趣があります。
小さな子はどこから音が出ているのか、不思議そうにお母さんの口元を見ていることでしょう。

綿毛のタンポポをふぅ~っと息を吹いて種を飛ばす。
自分が子どもの頃にも遊んでいた記憶が蘇ります。

ちょっと違った香りがしたら、それが何から香ってくるのか是非探してみてください。
そして、「ちょっとごめんね」とちぎってみて香りをお子さんと一緒に嗅いでみてください。

(ドクダミとフキ)

香りとは不思議なもので、どれだけ時間がたっても大人になっても覚えているものです。
香りから過去の記憶がフッと鮮明に蘇ることありませんか?
嗅覚で記憶する思い出もとても大切です。

アウトドアを楽しむのはキャンプなど特別なことなどしなくても充分に楽しめます。
小さなお子さんには近所のお散歩だけで充分ではないでしょうか。
お子さんのペースでゆっくりゆっくり。
お散歩コースを変えなければ、植物の成長の移り変わりや色合いの変化に気付きます。

気温の変化も感じられます。
そして、子どものちょっとした変化を親が感じられます。

感じる心を大切に。
五感を育む季節として春を楽しんでみましょう。

 

 

 

 

 

by.sayaka