女の子の成長を祝う「桃の節句」。
けれども初節句の赤ちゃんはどんなに大きくても1才前。
今回はちょっとした手作りで、一緒にひなまつりを楽しんでみようというお話です。


これは7段飾り。
もりんぴあこうづに飾られています。
とても素敵ですね。
お店にもたくさん並んでいますが、お家ではいつ飾り始めればいいのでしょう。

ひな人形を飾る

目安は、節分の次の日の「立春」から、19日頃の「雨水」まで。
そして、片付けるのは、ひなまつりが終わった後、6日頃の「啓蟄」が良いそう。
(この「立春」「雨水」「啓蟄」は中国で生まれた「二十四節気」という一年間を24に分けた季節を表す名称で、それぞれに意味があります)

もちろん長く飾りたい方はお正月明けからでも。

ひな人形の為に、片付けは晴れた乾いた日にすることも忘れずに。
湿気は大敵ですから。我が家はこれでお顔にしみをつけてしまったのです…。

動けるようになった赤ちゃんはひな人形に興味津々ですよね。
自由に動けない赤ちゃんにはベッドの上につるし雛ならぬ、モビールひな人形を飾ってみませんか。
ゆらゆらとやさしく揺れているモビールが赤ちゃんの興味を引いてくれるでしょう。

ひな人形のモビール

用意するもの

  • ひな人形のイラスト
  • 画用紙
  • ストロー
  • マスキングテープ

作り方

  1. ひな人形のイラストを用意します。
    市販のパッケージを切り取り画用紙に貼ったり、画用紙に直接イラストを描きます。
  2. 好きな形に切り取ります(写真は、左右対称のひな人形を切り抜き、3枚を張り合わせ、立体にしたもの)。
  3. このイラストを糸に吊るします。端は玉結びにしておきます。
  4. ストローの真ん中に糸を結んで吊るします。端は輪になるよう結びます。
  5. ストローの両端にハサミで1cm程の切り込みを入れます。この切り込みに3の玉結びにした部分を引っ掛けます。
  6. 4の糸の輪の部分にマスキングテープを通し、天井に貼り付けます。ストローの位置でバランスをとります。

ストローを2本にして、3つのモチーフを飾ったり好きなイラストや形にアレンジして、自分好みのモビールを完成させてくださいね。
写真はストローの糸を桃の花で挟んでみました。

 

ひなまつりの食べもの

さて、当日は、何を食べますか?
ちらし寿司に潮汁、白酒にひなあられ。ひし餅に桜餅。
最近は、ケーキもいろいろ出ていますね。
たくさんのご馳走が並んでいても、赤ちゃんはまだ食べられません。
何か一緒に食べられたなら良いなと思ったら…

1才前からの赤ちゃんには、蒸しパンはいかがですか。
野菜を使って栄養とほんのりとした色をつけた簡単蒸しパンを紹介します。

ひし餅カラーの野菜蒸しパン

用意するもの

  • ホットケーキのタネ(水分少なめに液体状に混ぜたもの)
  • ほうれん草(茹でて細かく刻んだもの)
  • トマトジュース(塩味の付いていないもの)
  • 自立するカップ、蒸し器

作り方

  1. ホットケーキのタネを3等分にします。
    1つはそのまま。2つめはほうれん草を混ぜて、3つめはトマトを混ぜておきます。
  2. カップにほうれん草、そのまま、トマトの順に少しずつ3段の層ができるように入れます。
  3. 蒸気のたっている蒸し器に入れ、中火で約10分蒸し、竹串を中心に刺して何もついてこなかったら出来上がり。

ひし餅の赤は桃の花、白は残り雪、緑は若草をあらわしているそう。

野菜の味が、ホットケーキの甘さで和らいで、食べやすくなります。
トマトの代わりに人参や苺、ほうれん草の代わりに抹茶や本来のよもぎを使うとまた違った味わいになるでしょう。
おやつだけでなく、お食事にもどうぞ。

 

いかがですか。
ひなまつりを楽しむヒントになりましたか。節句のお祝いはきもちが大事。
少しずつ変化してきたひなまつりはこれからも時代に合わせて変化していくことでしょう。
成長を祝う気持ちを大切に、ひなまつりを楽しんでいきたいですね。

 

 

by:ぱんさん